それは恋の終わり

[00:00.000] 作曲 : まふまふ
[00:01.000] 作词 : まふまふ
[00:31.637]汗ばむ温度を風に乗せて
[00:36.792]この夏最後の花火を見るんだ
[00:41.959]夕日の影が夜を連れた
[00:47.269]この夏最後のボクらの夢
[00:51.905]不意の視線と黒い長髪を結わいた
[00:58.360]浴衣姿と華奢な背中
[01:02.958]黄昏時の向こう　ぱーっと
[01:10.438]あの空に
[01:13.454]花火が上がって　君が微笑んで
[01:23.621]その有り触れた日々が全てで
[01:31.392]それだけだった
[01:34.086]夜空を着飾る光の粒に
[01:44.424]遅れて音がする
[01:49.071]それが恋の終わりと知らずに
[01:54.177]君に笑いかけていた
[02:08.141]心がどこか漫ろなのは
[02:13.256]下駄が擦れて痛むからだっけ
[02:18.437]歩幅も何も合わないのは
[02:23.788]人目を避けて歩いたから？
[02:28.918]空っぽの手すら埋められない
[02:31.431]意気地なしの最終列車
[02:33.944]ラムネの呼吸に閉じこもる
[02:36.209]このビー玉みたいに
[02:39.259]あの海の向こう側よりも
[02:41.712]ずっとずっと遠い一歩
[02:44.508]たとえどれだけ近づいても
[02:47.016]その願いはもう遠すぎる
[02:49.775]花火が可憐に色付いてみせる
[02:59.935]その暗闇の深いところに
[03:07.960]気づけなかった
[03:10.861]ふたりの隙間を照らす残り火
[03:20.720]遅れて音がする
[03:25.514]打ち上がっては賑わう人波
[03:30.760]今日は8月の空
[03:36.094]それが恋の終わりと知らずに
[03:41.098]君に笑いかけていた
[03:47.792]あと少しの　もう少しの
[03:52.567]埋まらない距離と夏
[03:57.944]届かない　触れない
[04:03.212]あの花火のように