忍びのすゝめ

[00:00.000] 作曲 : まふまふ
[00:01.000] 作词 : まふまふ
[00:27.096]どれだけ歩めども　道はなく
[00:32.692]彷徨うは千里先
[00:39.898]それが人の世だと　笑う君だったんだ
[00:45.042]然れど散りゆく定め
[00:52.259]この一世を例えるなら
[00:55.281]止まず　頻る　遣らずの雨
[00:58.010]消える夜鳥に夢花火
[01:01.839]水面に映る月を求めて
[01:08.194]悔やむことは　もうやめた
[01:11.131]忍び偲べ　心隠して
[01:14.000]踊り踊る世界を回せ
[01:17.485]鏡越しに隠していた
[01:19.828]ボクが泣きじゃくっている間に
[01:23.578]先見えぬ夜に紛れましょう
[01:26.723]悟られぬよう口を噤みましょう
[01:29.799]最愛も　恋情も　朋友も　友情も
[01:32.831]手に掛ける覚悟はあるか？
[01:36.043]暗がりの向こうに潜む忍者になって
[01:38.232]あの日の夢まで　切り捨ての免罪符
[01:54.267]誰そ彼時までは身を隠して
[01:59.977]その陰に今日を置く
[02:07.147]二世も契れぬまま　彷徨えるボクは
[02:12.375]ひどく醜い『手の目』
[02:19.416]徒花のその姿に　心惹かれても
[02:25.647]現世だって朧月
[02:29.200]何もかもを閉ざした矢先に
[02:35.436]君に恋するという報い
[02:38.536]片恋の行く先を知りたい
[02:41.357]その手負いの心を救いたい
[02:44.681]返り血の装束じゃ
[02:47.001]何を望もうと値打ちない
[02:50.915]書き違えた「辛せ」の行方
[02:54.000]読み違えた為体が所衣
[02:57.099]生涯は滑稽な　憂愁の証明か
[03:00.220]未だ十字架を背負いこんで
[03:03.231]鵜の真似をしていちゃ　それが千慮の一失
[03:05.600]覚悟もないなら　御帰りになって頂戴
[03:33.732]いつか物心で捨てた心根
[03:37.622]わかり合えるなんて夢のまた夢
[03:40.770]破れ果てた友の骸に
[03:45.066]今日も立っている
[03:51.901]―――お別れです。
[03:53.256]忍び偲べ　心隠して
[03:56.290]踊り踊る世界を回せ
[03:59.539]鏡越しに戻した
[04:02.056]君は誰だっけ　ボクは誰？
[04:06.042]空になった心なら捨てたんだ
[04:08.782]優しくしないでよ
[04:11.966]この小さな覆面も　塗り固めた強がりも
[04:15.047]剥がれ落ちて泣いてしまう
[04:17.820]暗がりの向こうに潜む忍者になって
[04:20.702]あの日の夢まで　切り捨ての免罪符